お母さんからの一言(2月の生活表より)

 今年の冬はとても厳しく、雪が何回も降りました。まだまだ寒い日が続いていますが、この雪と寒さの中で梅の花が咲いている姿を見ていると、自然と同じくらい強くなりたいものだと思うこともあります。そしてまもなく冬から春に変わる日−節分がやってきます。昔から日本ではその日に人々が豆を投げながら健康を願っていますが、私がとても好きなのは、年の数だけ豆を食べる習慣です。そして食べる小さい豆が一つ増える間の子供たちの一年間の成長が魔法のように思われます。2月末の春のつどいのためにどんな話を劇にしたらいいかなあ、リズムバンドで自分はどんな楽器に決まるかなあ、と友達と一緒に遊びながら楽しみに待っている姿、また「四月になったら〜」と笑顔で歌うお姉ちゃんお兄ちゃんたちの姿も浮かんできます。花組のみなさんはこの一年で本当に大きくなりましたし、赤組のみなさんも立派になりました。緑組のみなさんはこれまでの先生がたの豊かな愛情と教えに育まれて、いよいよ小学校に向けての大きな一歩を踏み出そうとしています。私も去年の今頃は、緑組だった上の娘と一緒に少し不安の混じった待ち遠しい気持ちで、また昔に自分が年長の園児であった頃の気持ちを懐かしく思い出しながら、この時期を過ごしていました。今年度も残り少なくなりましたが、どうぞよろしくお願いいたします。

                                  花組<会計> 伊藤 ナディア 

『お母さんからのひと言』(1月生活表より)

 新年明けましておめでとうございます。お正月は楽しく過ごされましたでしょうか。

年末年始は生活リズムが、少し遅めになっていたわが家では、新学期が始まって親子共々、早起きするのが大変で、バタバタしております。

2年前の半日入園の時は、園長先生がお名前を呼んでくださっても、ハイと返事することが出来ず、私から離れようとしない息子。4月から大丈夫かな。と思わずには居られない1日となりました。花組さんの時には、なかなか1人で保育室に行けない日々が続きましたが、赤組さんになる。赤組さんになりたい。年中さんになるんだ。そんな気持ちが大きくなってきてからは、バイバイと、笑顔で手を振ってくれています。あの、この世の終わりみたいな顔で、私を見つめていた息子は、どこへいったのでしょうか? たくましく成長しています。日々の暮らしの中でも「ママ。怒った顔したらアカンよ。やさしい顔してね。」「ママ。毎日おいしいごはん、作ってくれてありがとう。」食事をする時も「お祈りしよう。」と言う息子。素直な、思いやりのある気持ちを表現してくれるようになりました。今では緑組さんになって、その後は小学校へ行くんだ。進級することへの憧れをいだいているようです。

息子は幼稚園に入園してから、ずっと挑戦し続けています。なにかに挑戦(チャレンジ)することは勇気のいることです。子供は凄く早いスピードで成長しています。子供の成長は、身体の大きさだけでなく、心も豊かに、すこやかに、神様に見守られながら、育っていると思います。毎日の暮らしに感謝し、改めて、マリア幼稚園に入園してよかったと痛感しています。そんな息子の姿を見て、私も挑戦してみようと思い、幹事をさせていただこうと、決心いたしました。幹事の仕事も残り少なくなって参りました。思い返せば他の幹事の皆さまに助けていただくことばかりでしたが、残された時間精一杯つとめさせていただきたいと思っております。今年もよろしくお願いいたします。

『お母さんからのひと言』(12月生活表より)

 青空に映える色とりどりの紅葉を目で楽しみ、ひらひらと舞い落ちる葉をくぐるように踊り、踏みしめる落葉の香りを楽しんでいると、ふと感じる朝の空気の冷たさ。アドヴェントを迎え、子供たちとカレンダーに居ろ塗りをしながら、イエス様のお生まれになったクリスマスまで、あと何日かを数える12月となりました。教会のイルミネーションも点灯がはじまりましたね。キラキラ光る教会、なんてきれいなんでしょう。

 私が聖マリア幼稚園の門を初めてくぐったのは、まだベルギーに在住していたころ。長女とふたりでの一時帰国での日本の幼稚園体験は、初日から「たのしくて、たのしすぎる!」と笑顔が弾ける13日間。あれから日本に移住し、東京と京都の二重生活で長男も途切れ途切れではありますが、聖マリア幼稚園にお世話になりました。そして、晴れて京都に居を構えて次男の入園。初めて一年を通しての行事を経験することができています。あぁ、やっぱりなんて楽しい幼稚園なんでしょう。もっとじっくり味わいたい!なんて夫婦で語っているうちに、もう緑組さん? 最後の年ではないですか。

 たくさんの行事は子供たちだけではなく、親の私たちをも成長させてくれました。たくさんの気付きをもたらしてくれました。子育てに、仕事に追われていると見過ごしがちなことを、ふと立ち止まって一緒に感じることの機会をいただきました。もう少し側にいたいな。幼稚園に寄り添った生活をさせてほしいな。何かお手伝いできることはないかな。

 ずっとそう思っていて、引っ越しの可能性がほぼなくなった今年度に、やっと念願の幹事のお役をさせていただくことができました。私ひとりの力なんて微々たるものですが、先輩こひつじのお母様方、現役幹事の仲間に助けられて楽しく活動させて頂いています。

 

 今月はいよいよページェント、そしてクリスマス。神様の愛の光が、マリアの可愛い天使たちに、そして世界中の子供たちを照らす世の中になりますように。

『お母さんからのひと言』(11月生活表より)

 秋も一段と深まり、陽だまりの恋しい季節となりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 二学期も始まり早二ヶ月。運動会にお芋掘り、こころのお庭プロジェクト、そして来る感謝祭と盛りだくさんの行事に親子ともどもワクワクするこの頃です。行事があるごとに昨年はこうだったなと幼い姿が思い出され、時が経つ速さと子どもの成長に感慨深いものがあります。今でも特に思い出されるのが入園式。幼稚園へ入る嬉しさからじっとすることができず、園長先生のお膝の上で集合写真に納まった息子。今でもその片鱗は見受けられますが、その当時を振り返ればずいぶん成長させていただいたなとしみじみ感じます。好きなことを存分に伸ばしていただきながらも、お祈りによって感謝の気持ちを、行事ごとではメリハリをつける大切さを、縦割り保育では年齢の垣根を超えた思いやりの心の大切さを、、、と様々の方向からこの幼児期に大切なことを教えていただいていると実感します。私自身、幼児期のことを振り返ると鮮明ではありませんが、ふとした瞬間にあっ、こんな楽しいことがあったなと大人になってからほっとできる昔の記憶があります。息子にとって、大好きな聖マリア幼稚園でのたくさんの出来事が人としての礎というだけでなく、大人になってからのふとした瞬間の心の安息になるのではないかと思います。

 お世話になっている幼稚園に少しでもできることはないかと思い、腕白盛りの娘もいるため、皆様に助けていただきながらではありますが、本年度の幹事をさせていただくことになりました。様々な行事を通し、他のお母様方から学ぶこともたくさんあり、貴重な経験をさせていただいております。はや半分の折り返し地点にきてしまいました。残るところ半年、至らぬ点も多々ありますが、楽しく頑張っていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

『お母さんからのひと言』(10月生活表より)

 厳しい夏の暑さも和らぎ、あちらこちらから鈴虫の鳴き声が聞こえるようになりました。日ごとに秋を感じる今日この頃、16日のバザーもお天気にも助けられ皆様のご協力のもと、無事盛況に終える事ができました。誠にありがとうございました。

良いお買い物はして頂けましたでしょうか。

 思い返せば2年半前、毎朝「ママー!」と大泣きしながら登園していた息子。初めての幼稚園生活に息子も私も期待と不安いっぱいの毎日でした。しかし、大丈夫かなぁと思う私の心配とは裏腹、あっという間に馴染み「ママ!幼稚園楽しい!明日も幼稚園?遊べるー?」と満面の笑顔で話してくれた時、子供ってすごいなぁと感心した事を覚えています。そんな息子も今ではすっかりマリアの子。聖マリア幼稚園の、丁寧なきめ細やかな保育にはとても感謝しております。その中でも特に有り難いと思っている事が、豊かな心の育みです。誰かに感謝する心・誰かを心配する心・そしてごめんなさいと言える心。簡単な事のようで難しい事です。

日常の中でふとお祈りしている姿を見たり、また義姉の妊娠中には毎日のように"元気な赤ちゃんが産まれますように"と天に手を合わせている息子を見る度に、純粋で素直で豊かな心が育まれているのだと実感し、そのように導き保育してくださっている先生方に感謝の思いでいっぱいです。そして、その純粋さに、私も見習わなくては!と反省する日々です。

 長男にとって最後の1年の幼稚園生活。幼稚園への恩返しと共に、私も思い出を作りたいと、今年度幹事のお役をさせて頂くことになりました。次男がおりますので、幹事他メンバー始め皆様には沢山のご迷惑をおかけしていますが、皆様のお助けのもと、何とか努めさせて頂いております。この9月からプレプレに入園した次男と共に、3人で過ごす残り半年も、皆様のお助けを賜りながら日々笑顔で頑張っていきたいと思っております。どうぞ宜しくお願いいたします。

『お母さんからのひと言』(9月生活表より)

 長い夏休みが終わり、皆さま素敵な思い出はできましたでしょうか。

我が家では小学1年生になった長男、長女が、リオデジャネイロオリンピックの期間中、親にいろいろ質問しながら、日本を応援していました。前のロンドンの時は次男が産まれてすぐの夏でした。上の子たちも幼稚園に上がる前でオリンピックの意味もあまり理解していないまま親のそばで見ていたと思うと、成長したなぁと実感します。そして4年後、東京オリンピックの時は、上の子供たちは小5で次男は小2。そして自分は・・・と考えると、本当に時が経つのは年々速く感じると同時に、無条件にこうして未来を想像している現在に感謝しなければ、と思います。

 聖マリア幼稚園にお世話になるようになって、いつもお祈りから始まる週間は私にとってはとても新鮮でした。毎日を無事に過ごすことだできることへの感謝、そして困難な状況にある人を思いやる気持ち。子育てで悩んだり些細なことで焦りを感じるとき、マリア幼稚園でのお祈りを思い出すと、自然に心が落ち着くようになりました。日々の生活に追われ母である自分の心にゆとりがなくなってくると、どうしても家族に影響します。マリア幼稚園で培ったお祈りの週間をこれからも大切にしていきたいとお思います。

 最後に、今年度幹事のお仕事をさせていただくにあたり、先生方、会員の皆さま、そして他の幹事のメンバーに支えていただいていることに感謝申し上げます。バザーの準備も皆さまのお陰で着々と進んでいます。盛況なバザーになりますように、学生気分に戻って楽しみながらお役を務めていきたいと思います。

『お母さんからのひと言』(7月生活表より)

 花組の時、誰かの泣き声が聞こえたと思ったら「あっ、うちの子だ!」というぐらいよく泣いていた娘も4歳になり赤組に進級して最近ではあまり泣かなくなりました。泣いてばかりの娘は先生が大好きになり、お友達が大好きになり、幼稚園が大好きになりました。

先日、弱っている蝶々を見つけて、そっと人が通らない花壇の方に運び「神様、このちょうちょをお守りください」とお祈りしている姿をみて、娘もすっかりマリアの子になったんだなと実感でき嬉しく思いました。このまま元気で真っ直ぐにそだってほしいなと願っております。

 3月生まれということもあり、クラスのお友達に一生懸命ついていかなくっちゃと異までもすごく頑張っている娘に負けないように、私もできることをやりたい、娘と私を温かく迎えてくださった幼稚園に何かしたいと思い、幹事を務めさせていただくことになりました。これから娘がどのように成長していってくれるのか寂しくもありますが、楽しみに日々過ごしていきたいとお思います。

1年間どうぞよろしくお願いいたします。