お母さんからのひと言(3月の生活表より)

 園庭の木々のつぼみもふくらみ、春の訪れを迎えております。先日の春の集いは、子ども達の1年間の成長を感じられる1日となりました。お客様のためにと練習に励んできた子ども達と、子ども達を支え導いて下さった園長先生をはじめとする先生方に感謝致します。

 さて、2016年度幹事の任期もずいぶん短くなってまいりました。

1年間、会員の皆様にはご理解・ご協力頂きまして誠にありがとうございました。皆様に温かく支えて頂き今日までお役を務められたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。最後の生活表・・・何を書かせて頂こうかと悩み、そしてまだ幹事をされていない方は「幹事って忙しそうだけど、実際何してるの?」と思われている方も多いのでは?と思い(去年の私達がそうでした) この1年間の振り返りを書いてみようと考えました。幹事未経験の方は幹事の活動を知るきっかけに、すでに経験された方は幹事時代を思い出しながら読んで頂けると幸いです。

 

4月(役決め・第1回幹事会)

 就労している者が4名、未就園児がいる者が3名というこれまでにない(?)と思われるメンバーで始まった今年度幹事。お役が決まり、さっそく前年度幹事様より引き継ぎを受けたものの、責任の重さに私達で幹事が務まるのか?と不安でいっぱいの中、スタートしました。まず、最初の活動はお役が決まってすぐにやってくる幹事会です。月に一度の幹事会ではその時々の幹事の活動について園長先生にもご参加頂き、意見交換をします。緊張の中、園長先生のお祈りにより始まった初幹事会。静かだったのも束の間。弟妹3人が遊びまわるにぎやかな幹事会とともに私達の幹事生活が始まりました。

 

5月(第1回頒布会・総会)

 頒布会は担当が決まってすぐにお店に準備を進めます。喜んで頂ける商品は?子ども達に人気の色は?と悩みながら商品を決定しました。頒布会当日はそれぞれが選んだ一押しの商品が売れるかどうか、皆様の注文を一喜一憂しながら見守りました。

 また、幹事になって初めての行事が総会です。主婦になって久しく使っていなかったWordやExcelを立ち上げ、資料作成に悪戦苦闘したのもこの頃です。「幹事として総会に出席するにはスーツがいる!」と慌てて若い時のスーツを出したのは幹事のHさん。緊張の当日、資料が足りずあたふたする私達と正反対にさっと追加コピーをし、準備して下さった前幹事様を見て「すごいなぁ!私達も1年であんな風になれるかな、、、」と尊敬するとともに私達も責任感をもって頑張らねばと思いました。

 

6・7月(ボーリング大会・バザー準備開始)

 ボーリング大会では、先方とのやり取りに失礼がないよう緊張しました。当日、トラブルっもありましたがたくさんの方にご参加頂き、皆様が楽しんで下さっている様子はとても嬉しく(けん玉も子どもに戻って楽しんでもらえて良かった!)、無事に終わった際は一安心しました。

 バザー準備も6月頃より開始し、係ごとに会員の皆様にご協力頂きながら少しずつ準備を進めました。

 

8月(夏休み)

 夏休みに入り、幹事のお仕事もひと段落。各自、バザーの準備を進めつつ、子どもとの時間を楽しみました。幹事3名はご主人の出身国フランス・アメリカ、そしてご自身の出身国チェコへ! 国際色豊かな本年度幹事らしい光景でした。

 

9月(バザー) 

 バザー準備も佳境を迎え、幼稚園での作業も多くなりました。大変なこともありましたが、わいわいお喋りもしつつの作業は学生に戻ったようで楽しかったという意見も!また、園で作業する中で、普段の子ども達の様子を見ることができ、幼稚園や先生方を身近に感じられたことも幹事をして良かったことの1つです。当日は不安でいっぱいでしたが、皆様のご協力でなんとか無事終える事ができ、最終会計チェックが終わった際は思わず会計のTさんから「やったー!」との声がもれました。バザーはこの上ない喜びと達成感がありまいた。

 

10月(第2回頒布会・お庭プロジェクト・美化活動)

 第2回頒布会では、トラブルにより予定していたラグランTシャツの商品変更を余儀なくされました。皆様にはご迷惑をお掛けしましたが、この冬、子ども達が変更したラグランTシャツを着てくれている姿をみて本当に嬉しい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 またお庭プロジェクト・美化活動では子ども達と一緒に活動し、お庭がきれいになってゆく様子を近くで見ることができ、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 

11月(フリーマーケット

 こひつじの会として新しい試みとなったフリーマーケット。準備作業をしながら「たくさんのお母様に出店していただいてお客様がひとりもおられなかったらどうしよう・・・」という話を何度したか分かりません。当日は幸いにもたくさんのお客様にお越しいただき、参加されたお母様からは嬉しいお言葉を掛けて頂き、一生懸命、準備して良かったなぁと強く思いました。

 

12月(クリスマス会・ページェント)

 クリスマス会ともなるとみんなで集まり準備する時間が本当にかけがえのないものになりました。そして、クイズにしたお互いの年齢・・・驚きもありつつ、さらに仲が深まったように思います。作業の中で、それぞれの新しい一面を知り、刺激を受けながら過ごすことが出来ました。

 また、様々な園行事のサポートをさせて頂く中で、先生方の手作りの温かさや思い(もちろん大変さも)、大人の愛が子ども達にたくさん注がれ成長してゆく様子を実感しました。

 ページェントではたくさんのお母様・お父様にコーラスとして参加していただき、練習が楽しみだった幹事のDさん。当日は子ども達の晴れやかな姿と堂々とした歌声に感動しました。今年度卒園のDさんですが赤い表紙の楽譜と皆様の歌声を忘れることはないでしょう。

 

1月(おもちつき・すぎのこ)

 お餅つき準備は、担当場所の作業を把握し指示を出せるように、何度も資料を読み当日の流れを確認しました。準備に余念のないNさんは、砂糖ときな粉の割合まで入念に確認(!)。当日、皆様でつきたての餅を食べることが出来た時にはホッとしました。

 すぎのこ公演は子ども達の笑顔を見ることができ、この1年間こひつじの会として頑張ってきたものがこういいう形で子どもに還元できて良かったなぁと強く感じました。

 

 振り返れば様々なことがありました。正直に言えば、楽しいことだけではありませんでした。責任の重さに押しつぶされそうになったり、家事や子育てとの両立がうまくいかず自己嫌悪になったり・・・。けれど、しんどい時に支え合い、行事ごとに連帯感・団結力・結束力が強くなり、まとまっていったように思います。そして今は、そんな仲間とともに貴重な経験が出来たこと、こんなに充実した日々が送れたこと、そして幹事になれたことに感謝しています。

 また、私達がこんな風に思えるのも全面的にサポートしてくださった先生方、保護者の皆様がおられたからに他なりません。御礼申し上げます。

 最後に、理解しサポートしてくれたお父さん方(仕事から疲れて帰ってきた中、作業を手伝ってもらったり、相談にのってもらったり・・・クリスマス会ではお父さんがDVD作成に似顔絵に大活躍!)、行事のたびに弟妹の子守をしてくれた祖父母、お役を理解し協力・応援してくれた子ども達・・・そんな家族のおかげで私達は今日まで頑張ることが出来ました。

『本当にありがとう』

                            2016年度 幹事一同